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高卒で転職4回。低学歴で辿り着いたトップクラスの学歴が集うハイスペ金融IT会社で働いているサラリーマンです。科学的なエビデンスがある仕事術・投資術・ダイエット・筋トレ・ライフハック に興味があり色々やってます。

読書感想文 マーケット感覚を身につけよう

市場化する社会でこれまでにない価値を見つけるマーケット感覚について説く本書。
マーケット感覚を身につけようを読みました。
 
著者はアルファブロガーのちきりんさんです。
 

 

 

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マーケット感覚とは

タイトルになっているマーケット感覚とは「売れるものに気がつく能力」、「価値を認識できる能力」、「論理思考と対になる力」のことです。
 
本の中ではマーケット感覚を使って考える例として、ANA(全日空)の競合企業を挙げています。論理思考のフレームワークのMECEでANAを分析するとライバルの航空会社以外にも代替の移動手段である新幹線、バスも競合として分析できます。
 
また、ANAはホテルやクレジットカードのビジネスも行っているので、ホテル会社やクレジットカード会社も競合になります。
 
マーケット感覚を駆使してANAの価値とは何を考えると実はテレビ会議やネット通販もライバルとして分析することができるんですね。本来は飛行機で遠方に出張するところをテレビ会議を使えば自社にいながら用件が済みます。ネット通販もカニを食べに旅行に行こうと思っていた人も楽天でポチすれば済んでしまいます。
 
論理的思考ではなかなか気づかない価値を発見するのがマーケット感覚ってとこでしょうか。
 
本書ではANA以外にもジャパネットタカタの価値や20代で年収が少ない男子が結婚相手を探すのはどの市場がいいのか、お見合い?合コン?街コン?結婚相談所?、・・・などをマーケット感覚を使って考える例がでてきます。
 
 

マーケット感覚と使って考えてみよう

昔は家電を買うときは近所の電気屋の店員がオススメしていたのを買っていましたが、今は価格ドットコム、Amazonの口コミやランキングを参考にしますね。まさに日本全国のお店とユーザをマッチングするサイトとして市場化になった姿ですよね。
 
IT業界はとくに市場化の流れは早くきていたような気がします。Windows、android 、ipodなど。OSや携帯プレイヤーは国産品も様々ありましたが、グローバル市場で多くのユーザに支持させる商品プレイヤーに負けてしまいました。
 
最近では液晶テレビや白物家電などもグローバル市場では日本は苦戦しています。グローバル市場は高品質、高価格だけではなくユーザが満足する丁度良い機能と価格がマッチするボリュームゾーンを見極めるのが必要なんですね。
 
今はグローバルに市場化した世の中になってきているので市場が必要としている価値は何なのかを見極めることが必要なんですね。それは仕事や投資でも通じることだと思いました。
  
マーケット感覚を身につけよう---「これから何が売れるのか?」わかる人になる5つの方法

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