高卒アラフォーサラリーマンのガンガンいこうぜ!!

高卒で転職4回。低学歴で辿り着いたトップクラスの学歴が集うハイスペ金融IT会社で働いているサラリーマンです。科学的なエビデンスがある仕事術・投資術・ダイエット・筋トレ・ライフハック に興味があり色々やってます。

28歳で転職したあの頃を思い出した。エンジニアの転職で年収アップするなら必要なスキルはマーケット感覚だった

転職で年収アップしたいなら必要なスキルはマーケット感覚!

先週、同僚が転職するので送別会に参加してきました。お互い今の会社に10年前転職してきたので同志のような感覚で仲良くさせてもらってました。
 
送別会で転職先の会社の話題となり、どんな会社か聞くと、同じIT業界で最近話題になっているクラウドを活用した外資系クラウドサービス企業でした。急速に日本市場でも伸びてきているので、即戦力を大々的に募集しているとのこと。クラウドサービスのスキルは無いとのことでしたが、転職先からの年収は今よりもアップし業績連動のオプションもあるそうで大幅な年収アップとなったそうです。
 
送別会で同僚を見送り、何気なくBook&Appsの記事を読んでいて、転職記事でふとこの文章が目に止まった。
 
 
「マーケットを正確に把握できれば、商品の質は多少低くても、めちゃくちゃ儲かる」である。
 
 
そういえば、ぼくが10年前に転職したときはどんな戦略で転職活動をしたかなぁと思いだしちゃいました。
 
約10年前に今の会社に転職したとき、世の中はサブプライムショックの不況が始まりつつあり、採用も買い手市場で転職するには良いタイミングとは言えない状況でした。
 
自分のITスキルレベルはフツーな感じでプログラミングもできず、たいした業務経験もなかったですね。ただ、とにかく年収アップしたくていい会社がないか面接に行く業界、つまり自分を売り込む業界を分析して転職活動してました。その結果、高卒でフツーなスキルのSEでも複数企業から内定をゲットしました。
 
アルファブロガーのちきりんさんの本にもあるマーケット感覚が転職活動ではその業界で求められるスキルより大事ってことですかね。
 
マーケット感覚とは「売れるものに気がつく能力」、「価値を認識できる能力」、「論理思考と対になる力」
 
 

マーケット感覚を駆使したアラサー時代の転職活動レポート

IT業界ではエンジニアが転職して会社が変わるだけで年収200万アップとか普通にあります。ぼくもそうですが周りも話しも聞きますし外資系にある業績オプション制度があるとこだとそれ以上の年収アップしてる人もいます。
 
ぼくが転職活動を始めたときはまず業界分析から始めました。とにかく年収をアップさせたいんですが目立ったスキルはない、手がけた案件もない、高卒で学歴ないの自分を高く買ってくれる業界はどこなんだろうと探しましたね。
 
【分析した業界】
・話題、注目されてる業界
・伸びてる業界
・年収レンジが高い業界
 
当時はとにかく年収アップにこだわってたので、業務内容や残業時間とかはあまり重視してませんでしたね。若かったなぁ。。
 
転職活動したときは不景気の影響なのか注目業界や伸びてる業界を探せなかったので、消去法で年収レンジが高い金融業界の企業に絞って面接を受けてました。
 
一般的に金融業界は高学歴、高収入と言われている年収レンジが高い業界です。調べてみると金融業界のIT企業も高学歴じゃないと採用されないとわかり、高卒だとダメかもしれないと戦略を練りました。
 
 
 
金融業界の企業が求めるエンジニアは、シビアなシステム要件を満たす能力高いITスキル、履歴書映えする学歴だと分析しましたが、ぼくの職種は当時の世の中では需要があったインフラ系SEですがプログラムは全く書けず一般的なスキルしか持っていませんでした。そこで転職活動で取った戦略が、
 
大規模なプロジェクトが現在進行形でとにかくエンジニアの頭数を必要としてる会社を狙いながらエントリーする。
 
でした。つまりマンパワーを必要としてる会社ってことですね。ITの世界では長期に渡る大規模なプロジェクトや新規事業の立ち上げで緊急に大量のエンジニアを採用したいイベントがするときがあります。
 
【IT企業で大量のエンジニアを採用したいイベント】
・親会社の合併統廃合によるシステム刷新
・新サービス部門を立ち上げるための要員
・日本法人の開設
 
などなど。こういったイベント起こってる会社はとにかく人を入れたいんですよね。ただ、誰でもいいってわけじゃないので適正やスキルはチェックされますが、採用する企業もイベント真っ最中なので採用のハードルは少し下がるんですよね。
 
なので、エントリーするときは応募した会社は最近合併してないか、大きなイベントは何か起こってないかをチェックしてました。
 
そんな戦略が当たったのか、高学歴を求められる金融業界のIT企業にフツーに採用されました。
 
今思い返してもアラサーSEで手っ取り早く転職で年収アップするために業界を観て、採用タイミングが合いそうな企業を探したことは間違っていなかった戦略でしたね。
 
 

SEのスキルアップにもマーケット感覚は必要

エンジニアは手に職がある職業と言われますが、IT技術はどんどん変化し、世の中のニーズも急速に変わっていきます。クラウド、人工知能、データサイエンス、セキュリティなど。ITではいろんな資格があります。一生懸命に勉強して片っ端から取得してる人もいますが、マーケット感覚を使って今後伸びる市場を分析して資格取得をするなりスキルを伸ばすのが賢いやりかたです。
 
また、年収はその分野のエンジニア数と世の中のニーズの受給バランスによっても変化していきますので、どんなITスキルを強みとするエンジニアになるかもマーケット感覚は使えますね。
 
 

アラフォー世代は社内価値を高めて年収アップを狙う?!

 転職して今の会社で10年が過ぎました。10年の間に同僚や知り合いの何人か転職していき今でも連絡を取り合っている仲間が何人かいます。うちに来ないか?とヘッドハンティングぽいお誘いも頂くこともありましたが、その時のタイミングや先方の会社の業界などが合わず転職には至りませんでした。
 
アラフォー世代なら転職せずに社内で上級ポジションを狙って年収アップを目指すのもありですよね。アラフォー世代はアラサーとは違い、プロジェクトマネジメントや人材育成など組織管理者のスキルも必要となってきますし、どんな業績を残したのか結果が問われる年齢です。目立った業績がまだ無ければ、目立つ案件に参画し結果を残す必要があります。
 
出世を目指し社内市場でじぶんの価値を高めるためにもマーケット感覚を使うことは有効ですね。
 
ワーワー言うとりますがお時間です。さようなら
 

ちきりんさんの「マーケット感覚をみにつけよう」の感想を書いた記事です。 

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