プロマネを育成するコーチになりました
本業では大小複数のプロジェクトを抱えるプロジェクトのマネジャー(プロマネ)をしております。
プロマネと言っても雑務をこなす事も多く、カッコよく上流工程やってますキリってな感じでないです。
ただ、社内で実績がない変わったプロジェクトを担当したり、関係者の調整か大変な炎上プロジェクトに放り込まれたりそれなりの経験値は積んでいると思います。てか、思いたい…
そんな経験を買われてなのか、プロマネを育てるプロジェクトに抜擢されました。
プロジェクトの概要は大小いくつかのプロジェクトがあり、それぞれのプロジェクトにプロマネがいて全員プロマネ未経験。そんなプロマネの人達の横に付いてアレコレとアドバイスをしてプロジェクトを円滑に完了させながらプロマネとして一人前になってもらうことがミッションです。
世の中でよく言う人材育成ってやつですかね。後輩に技術的なことを教えたり、アドバイスするのはありますがプロマネを育てるってのは初めての経験です。 教えるのではなく育てるってのがミソで、自分で考えれる一人前のプロマネになってもらい自発的に動いてもらうことが必要になります。
大事なことはぼくがプロマネをするんじゃなく、プロマネ未経験の人がプロマネとして動いてもらうことです。
改めて人に教えるのってどうすればいいのかなぁと考えていたとき、目に止まったのがこの記事です。
聞いたことがあるコーチングの本です。オススメとして紹介されていたのでポチしました。
目からウロコのコーチング―なぜ、あの人には部下がついてくるのか? (PHP文庫 は 46-1)
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コーチングとはなんぞや
コーチングとは
「コーチングとは、会話によって相手の優れた能力を引き出しながら、前進をサポートし、自発的に行動することを促すコミュケーションスキル」
あくまで主体は相手でコーチはサポートに徹して自発性を引き出すことを目的とします。
コーチは「聴いて、受け入れて、質問する」のです。ここには、「ひとは自分で『答』にたどり着いたときにだけ前進できる。ひとは他人から命令されても軽やかに動けない。その答えは、そのひとの中にある」というコーチングの考え方があるからなのです。
これがコーチングメソッドの本質です。
聴いて、受け入れて、質問するって字面では簡単ですが、実践するとめちゃくちゃ難しいです。
似たコトバにティーチングってありますが、ティーチングは相手に答えを教える行為のことです。
答え自分で見つけるコーチングとは全く違うコミュケーションスキルですね。
コーチングを試しています
5月からプロジェクトが始まり2カ月が経ちました。
コーチングの効果というとまだわかりませんww
ただ、少しづつですがプロマネの意識が芽生えてきていることは実感します。
プロマネ未経験の人は何がわからないかがわからないという状態なので、
なんでもいいから悩みや不安を全部話してもらう空気を作りました。
初歩的な事でも話してもらいたいので話しずらい人と思われないように
まずは信頼関係を築きました。
その次は具体的にプロマネとして必要なことに対して質問をしていきます。
なぜスケジュールを引くのか?、なぜ課題を管理するのか?
初歩的な内容ですが腹落ちして理解してもらうために積極的に質問しています。
答えを知っているだけに歯がゆいこともありますが、絶対に答えは言わないように
気を付けています。
プロジェクトはまだまだ始まったばかりなので、また振り返り記事を書いてみたいと思います。
ワーワー言うとりますが今日はこのへんで。